EPUBは国際電子出版フォーラムが策定した互換性の高いオープンスタンダード規格で、電子出版業界で最も普及しています。電子書籍用に最適化されているため、テキストが画面に収まるように自動で調整され、最新版のEPUB 3.0は、日本語組版にも対応しており、縦書きでも表示できます。
EPUBには「リフロー型」と「固定型」の2つの形式があり、書籍のタイプによって適切な形式で制作します。「リフロー型」は文章が中心の小説、ビジネス書、専門書に最適な形式で、デバイスの画面サイズなどに合わせて、文字やレイアウトを変えることができます。「固定型」は、画像や写真などが中心の雑誌や写真集、マンガなど画像の多いものに向いている形式で、画面の上でピンチすれば拡大縮小することができます。
電子書籍を読む際に利用するリーダーや端末によって見え方は異なりますが、下記のサンプル本のようにブラウザ上でも読むこともできます。もちろんスマートフォンやタブレットでもスムーズに読むことができます。操作方法もいたって簡単で、設定メニューで文字サイズ、画面サイズが変更できます。ページめくりはスワイプ、画面クリック、スペースキーを押すなどやり方もいろいろ。目次のリンクをクリックすれば、お目当ての章へ瞬時に遷移できます。
自分史の手引き